織田信長。安土桃山時代の戦国大名。
　桶狭間の戦いで勝利し勢力を拡大する。奇抜な身なりや立ち振る舞いで周囲から「大うつけ」と評されていたが、楽市・楽座という自由市場を開いて商業を発展させ、第15代将軍の足利義昭を追放し240年続いた室町幕府を滅亡させ、天下人へと登り詰めた。
　明智光秀の謀反により、本能寺で自害する。

　徳川家康。戦国時代から江戸時代初期にかけての武将、大名。江戸幕府の初代将軍。
　三河の小大名の家に生まれ、幼年時代は駿河の大名・今川氏の人質となっていたが、桶狭間の戦いののちに独立。織田信長と同盟を結んで領土を拡大した。
　信長が本能寺の変で没した後、豊臣秀吉と和睦して秀吉の天下統一に協力。更に秀吉の死後、関ヶ原の戦いに勝利して天下の実権を握り、その後約260年間続く江戸幕府を開いた。

　紫式部。平安時代中期の作家・歌人、女官。
　世界最古の恋愛小説として有名な『源氏物語』の作者。また『百人一首』に和歌が収められているとおり、歌人としても優れ、中古三十六歌仙および女房三十六歌仙の一人に数えられる。
　『枕草子』の作者・清少納言を一方的にライバル視していたと言われている。

　『真歴の本棚』の番犬。『機密図書館』への扉を護る守護者であり、鍵であると言われている。
　見た目は犬だが人語を解し、会話することが可能。『管理者』と常に共にあり導く存在とされているが、その正体は謎に包まれている。

　大昔より『真歴の本棚』を管理してきた一族、その中でも当代を示す。本を守る『守護犬』を従え、『真歴の本棚』の力を使いこなす。その技術は一子相伝とされ、今日まで脈々と受け継がれてきた。
　どうやら先代の『管理者』にイレギュラーが発生し、引継ぎに問題が生じたようだ。